【倉敷市】令和元年10月26・27日乙島祭り！！千歳楽・御船・だんじりが階段を上る姿は勇壮で圧巻です。

PPさんから倉敷市玉島の乙島祭りの情報を頂きましたので取材してきました。

令和元年10月26・27日　倉敷市重要無形民俗文化財の『乙島祭り』開催。各町内には御神燈が千歳楽に当たらないように高い位置に取り付けられています。戸島神秋季大祭の神幸式の祝詞場も準備されています。祝詞場は日曜日に金の神輿を軽トラの荷台に乗せ、神主様が各祝詞場を回って、「御初穂」を持って来られた各組の人たちの名前を読み上げてご祈祷してくださる場所です。竹笹で四方を囲み、しめ縄をはって御幣を付け、その内側に砂を盛り、御塩で清めています。お神輿が来る前にお供え物とお神酒を奉ります。26日土曜日から乙島町内には御神燈に灯がともります。27日に回れない町内を26日の土曜日に回るため午前から各支部始動！町内のところどころに乙島祭りのポスターが貼ってあります。皆で心待ちにしているんですね。土曜日に朝から晩まで町内をねっていた大場物が日曜日の朝4時頃に戸島神社に集まり、6時半頃から列になって順番に戸島神社を下り、今年は東まわりの年なので『養父→坂田町→小高地→高地→船堀→北泉→泉谷→中山→前新田→川崎→渡里→城・岡ノ辻→畑→宮ノ下→戸島神社』の順路でまわり、夕方順番通りに戸島神社へ続く階段を登ります。下から見ても上から見ても勇壮で圧巻の眺めです。階段の中腹を横切る道の階段の東側には屋台がズラッと並んでいて、階段と交わる場所の手前は間近で見ようとするお客様で溢れかえっていました。そこを超えるとまた急な階段を上るようになります。長い階段を登り切り、境内に入ると威勢よくお宮に突っ込みます。境内を『さした』（千歳楽・御船・だんじりを手を伸ばして持ち上げた状態）で練り歩いたあと所定の場所に下ろします。全ての大場物が所定の位置に納まると、泉谷支部の『奴（やっこ）』の奉納が執り行われます。続いて城・岡ノ辻支部の『鬼』赤鬼と青鬼による樫の木の棒術の奉納が行われます。今年の鬼は体格が良く、観客から「おっきい」「迫力ある」という声が上がっていました。赤鬼が青鬼を踏みつけて勝利を見せつけます。終わった後は赤鬼が青鬼を起こして一緒に仲良くお社の前で柏手をたたいて終了です。そして最後に畑支部の『獅子舞』の奉納です。ここの獅子舞は昔から地域で「ちゃからんぽん」と呼ばれて親しまれています。獅子舞を舞う時の音がそう聞こえるのです。 最後に倉敷市長さんの挨拶や関係者の挨拶、万歳、胴上げで今年の乙島祭りが終わりました。700年以上も続いた乙島祭り、これからもずっと続けていって欲しいお祭りですね。関係者の皆様、観客の皆様お疲れ様でした。屋台も盛況でした。現場で生で見ると血が騒ぐ感じでワクワク興奮しました。  PPさん詳しい情報をご提供いただきましてありがとうございました。

※2020年、2021年の乙島祭りは残念ながら開催中止となってしまいました。

乙島祭りの戸島神社の場所はこちら↓

（まるぼん）